忖度を促すマネジメント(?)
自戒を込めて。
この壁を超えた先に、何かが見えるかもしれない。
超えるための何かを見つけるために書き留める。
「悪意なく」行われている気がする。
マネジメント2.0の世界観に近い?
上司と部下の関係性
オレンジとグリーンの壁なのかな。
マネージャーとマネジメント難しい。わからない。
部下に忖度を促すマネジメント(?)
えらい人「マグロおいしそう」
部下「わかりました。マグロですね!」
部下「おい、部下の部下。マグロ料理を用意するんだ」
部下の部下「わかりました。買ってきます」
スーパーにマグロが売っていない!!
部下の部下「マグロが売っていません」
部下「スーパーになければ、釣ってこい。なんとしてでも手に入れるんだ!」
部下の部下は遠洋漁業でマグロを釣りに行く。疲弊する。
部下の部下「ぜーはーぜーはー。マグロ連れました....」
部下「マグロの準備ができました!」
えらい人「やっぱり今日は牛肉の気分」
または
えらい人「たかがマグロごときに金と時間かけ過ぎなんだよ」
(お前が言ったんじゃないか!!!)
特徴
- 意思決定を委譲せずに、実行責任だけを求める。
- 情報を(無意識的に)隠蔽し、意思決定プロセスを手放さない
- 具体的な指示をせず、丸投げ。情報を共有しないため、前提や制約、優先順が伝わらない
- 優先順の意思決定や判断に必要な情報を委譲しないため、部下は「お伺いをたてる」
- 時には過剰な個別最適化が進む
- 「お伺い」に対して、判断を明確に示さずに「AとBのどちらですか?」に足して「C''がいいかもしれない」と、別の話をもし出しつつ、責任を持たずに相手に渡したまま、意思決定を行う。部下「あー、じゃあ、それでいいっす」
- 成功を自らの評価とし、失敗を他社の評価とする。
- YESマンを評価し、NOをいう相手は敵とみなす。
- マネージャーとメンバーの関係は、「顧客とベンダー」である。受発注の関係に近い
- メンバーはマネージャーが発注した「要件()」を忖度し「納品」する
- マイクロマネジメントなんて時代遅れなことはしないよ!「部下に信じて任せてます(`・ω・´)キリッ」
- 放置プレイと納期プレッシャー
- 何気なく言った一言がメテオフォールを生み出す。「進行中のプロジェクトは、それを承認したいちばん上の人が止めない限り、止まることはない。」
- 説明のための説明資料
部下の行動
部下の行動。忖度の兆候かも?
上司のお言葉
「よきにはからえ」「うまいことやって」
「(上司の)変化に(部下が)適応が大切」
「説明責任!プロフェッショナル!KPI!」
「経営者目線をもつように」
「自己組織化してください」
「俺にわかるように話せ」
「プロセスは言い訳だ。結果がすべてだ」
「いい提案したら検討してあげよう」
「俺はそんなこと言ってないけど?」
「そうじゃない。なんでわからないかなあ?」
これもそうかも?負の無限ループ
「上司や先輩に言われて嫌だった言葉ベスト3のコーナー!」
(中略)
「第一位 『わからないことがあったら聞いてって言ったよね?』
『チッ、それくらい自分で考えてほしかったんだけどなぁ……』
『ねぇ、なんで俺に聞かないで勝手にやっちゃうの?』 の無限ループ」
刹那、その三つの言葉が俺の頭の中で、ウロボロスよろしくぐるぐる回った。
「どう行動しても詰んでるじゃねぇかそれ……、なに、この世界のバグなの?」
「逃れようのない究極三段活用! これが天地魔闘の構えか……」
材木座がごくりと喉をならして汗をぬぐう。この隙のない三段構えを食らえば新入社員の半分は脱落するだろう。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (7) (ガガガ文庫)
- 作者:渡 航
- 発売日: 2013/03/19
- メディア: 文庫
対処方法
毎年言ってる新人へのアドバイスだけど、上司の「自分で考えろ」「勝手にやるな」のコンボへの対処法は、案を作って判断基準を添えて自分が良いと思う方を提案しつつ「判断だけを仰ぐ」。つまり、思考と判断を分離して、判断だけ上司にやらせる、です。ちなみにこれでもダメなら自分の心を守ろう。
— 尾野(しっぽ) (@tail_y) 2016年4月8日
アジアのフォース?組織の重力?
アジア人は私たちの住む宇宙が体系的に動作するためにはすべてが階層化されているべきだと信じている。陰と陽がある。カースト制がある。若者は年上をうやまうべきだし、部下は上司に伺いをたてるべきだ。なぜなら上司がすべての答えを知っていると多くの人たちが信じているからだ。王が絶対的な権力をもついくつかのアジアの国々では、王がすべてについて最終的な答えをもっているべきなのだ。
西洋人が平等を信望する一方で、おおくのアジア人は、自身の位置と、どう振る舞うべきかの習慣とルールを把握している階層の中にいると安心する。みんなが自己組織的な行動で機能横断的に協調して働く自由な組織を持つことは、システムから外れたようにみえるため、不合理であるとみなされる。
組織重力の3つの法則
第1法則:組織に属する個人は、日々の責任やインセンティブと整合性がなければ、顧客と向き合う仕事を避ける。
第2法則:組織における個人は、自分のチームやサイロの心地のよさのなかでいちばん簡単に完了できる作業を優先する。
第3法則:進行中のプロジェクトは、それを承認したいちばん上の人が止めない限り、止まることはない。
はげちゃびんになっていないか?
古い知識と成功体験にとらわれたままのエンジニアは「はげちゃびん」になってしまう可能性があるのでは?
中途半端に知識があると危険
抜け出す鍵?
情報共有と意思決定の委譲。
役割とオーナーシップの醸成。
まずはここからかなあ?