スクラムフェス札幌 2020の基調講演の講演メモです。
講演者は江端さんは、日本人唯一の認定スクラムトレーナーの方です。(2020年11月現在)
愛称はエバッキー(らしい)
江端さんのCSM研修を受けた方は多いはず!
江端さんのお話を聞くのは初めてでした。
開催日前にプレセッションがありましたが、未参加の状態で講演を聞きました。
メモは追いつかず断片的になってはいますが、刺激的なお話だったので講演メモを残しておきます。
感覚的なことだけではダメ
論理、根拠、基準
理論、客観性
未来予測の能力
みんなで創る基調講演(仮)
⏰スクラムフェス札幌🐻🦀🌽
— Odd-e Japan(オッドイー・ジャパン) (@Odde_japan) 2020年11月6日
いよいよ本日開催✨
当社Odd-e Japan 代表 江端 一将が「みんなで創る基調講演」という新しい試みにチャレンジいたします💪
プレセッションを通じ最終的にどんなコンテンツになったのでしょう👀?お楽しみになさってください🔈🔉🔊#scrumsapporohttps://t.co/MUNuSkWHW6 pic.twitter.com/cHYZaI7uQh
プレセッションで話された内容の一部はこちらです。ご参考になさってください☝️
— Odd-e Japan(オッドイー・ジャパン) (@Odde_japan) 2020年11月6日
➖ スクラム失敗のニオイ
➖ CSTになった経緯
➖ チームメンバーとの距離感
➖ ウォーターフォールの話
➖ 1人のスクラムマスターが複数Pjを兼任しても良いですか?
続きます▶️#scrumsapporo
プレセッションで話された内容続きです✌️
— Odd-e Japan(オッドイー・ジャパン) (@Odde_japan) 2020年11月6日
➖ スクラムガイドはどう変わっていくのか?
➖ スクラムに向いてない人がチームにいたときの対処法
➖ レガシー対策
➖ スプリントプランニングでの詳細度#scrumsapporo https://t.co/MUNuSkWHW6
他の参加者のレポート
qiita.com
こっちのが詳しい
秘書問題
講演で取り上げられた題材あるため、参考として秘書問題 - Wikipediaから引用
1. 秘書を1人雇いたいとする。
2. n人が応募してきている。nという人数は既知である。
3. 応募者には順位が付けられ、複数の応募者が同じ順位になることはない(1位からn位まで重複無く順位付けできる)。
4. 無作為な順序で1人ずつ面接を行う。次に誰を面接するかは常に同じ確率である。
5. 毎回の面接後、その応募者を採用するか否かを即座に決定する。
6. その応募者を採用するか否かは、それまで面接した応募者の相対的順位にのみ基づいて決定する。
7. 不採用にした応募者を後から採用することはできない。
8. このような状況で、最良の応募者を選択することが問題の目的である。
応募者がそれまで面接したどの応募者よりもよい場合は「候補者」となる。問題の目的は1人の最良の応募者を選ぶことであるから、採用を考慮するのは候補者だけでよい。秘書問題が注目された理由の1つとして、この問題の最適ポリシーが驚くべき特徴を持っている点が挙げられる。特に n が大きい場合、最適ポリシーでは最初の n/e 人の応募者をスキップし(e はネイピア数)、それ以降に面接した応募者がそれまでよりよいと判断したら採用する。n が大きくなると最善の応募者を選択する確率は 1/e すなわち約 37% になる。応募者が100人でも100,000,000人であっても、最適ポリシーに従えば約 37% の確率で最善の応募者を選択できる。
講演メモ
- POやSMのような一人しかできない役割を選ぶか?
- 一体どうやって選んでいくのが良いのか?
- 秘書問題と37%
- 秘書問題
- 秘書を雇うとき、一人ひとり面接して、面接が終わった瞬間に採用・不採用を伝える。何番目の人で選ぶか?
- 数学的には解かれている
- 36人までを有無に言わさず不合格にして、37人以降で、36人までのうちの最高の人の近似値の人を採用するのが良い
- 秘書問題
- POに誰を選ぶ?役職が高い人?役割と役職は関係あるのか?
- この人が適任です。ばーんっ。
- (この辺りでAグループとSグループの話だったと思うけど、メモできてない)
- 方法論が何かをうまくすることはない
- 方法論を活用して活かしてどう能力を発揮するかどうか
- 能力が伸びているわけではなく、やり方が多少変わっただけ
- その方法論の効果の根拠を示せないことが多い
- 外的要因が基づいて「多くの企業が採用しているから~」
- 「方法論を導入していきます」という人は、途中で息切れ
- 方法論を導入することが目的になってしまい、ビジネスの成功までいかない
- やり方論になってしまう
- 自己研鑽をどれだけしているかが問題
- 秘書問題を思い出してください
- 「効果を出すだけにどれだけの人選をするんですか?」
- 「たぶんしない」
- 役割と責任の両方を全している人ではなく、責任を持っていないのに役割
- 役割だけで、責任を全うしていない状態。
- 中央集権的な、役職につけばあとから能力がついてくるとの同じ。既得権益の考え方と同じ。
- いつしか手段が目的化しまう
- 組閣や人選に対して学習している人はほとんどいない
- 「ウェットな姿勢でやわらかな対応すれば問題がよくなります」なんてことあります?
- いつしか感覚論になっている
- ロジックジャンプ
- 人選は単純に37%を使えばいいのではなく、順番やタイミングもある
- 根拠を聞かれると
- 「経験的にはこの順番でやったほうがいいんです」と突然言われる
- 「それあなたじゃなくてもできますよね?あなたがプロダクトオーナーとして順番を決める意味はどこにあるんですか?」
- スクラムを通して見ていった時に
- 能力、タイミング、時間軸
- プロダクトオーナーという人の人選は非常に重要なはずなのに、論拠や学術論が解かれていて、何か方法論があるんですかね?
- プロダクトオーナーの選定は簡単じゃない
- 順番を決めるのは簡単じゃないはずだけど、代わり映えしない
- 学術的論拠をもとにサポートしている人はいない
- 「私の経験的にはこっちのほうが良かったです」と言って未来予測される
- 未来は同じはずないのに?
- いきあたりばったりで論拠がなく、感覚的に解こうとする
- 論拠がなく感覚的だと、感覚を高め続けるしかない
- 都合が悪くなったり説明できなくなると感覚論になる
- 感覚的な問題から自分が勉強していないことを棚に上げて~
- 世の中的に証明されていない問題にしてしまう
- 「組織論勉強していますか。基本的に組閣するんでしょ。なんで役割3つに分けるんですか」
- 「そんなこと言ってるからスクラムやってる人はドキュメント残さないとか言われちゃう」
- 秘書問題から、基準を考えたい
- スクラムの成功と失敗の定義
- クライテリアを作らずにスクラムやってる人が多い
- 例えば、集団が一緒に働いています
- 休憩と一緒に働いてる時間はどう考えたらいいですか
- 「昼食の時間をどうしますか?」を論理だてて説明する人はほとんどいない
- 人との働き方の中で基準がないというのはよくないですよね
- 自分たちは何を基準に働く時間を決めているのか?
- 集団で働いてる時に、感覚的に習慣的に「決まっているから~」
- それ効果的ですか?
- 何に対する効果なんですか?
- 論理的に説明できないスクラムマスターはいらない
- 基準の作り方
- 必ず基準は決めるべき
- 基準、論理がないと、立ち戻る点がない
- あとから、良し悪しを測る基準がない
- 集団では、良いか悪いかは、水掛け論
- あとから基準を作ると、後出しジャンケン
- 阿吽の呼吸が必要とか言い始める
- 数字当てゲームしていく「相対見積もりだ」「バッファ」
- ベロシティで未来予測
- 過去の分析結果と未来の結果予測は同じではない
- 30分の箱作って、中に入れていけばいいのに
- ポイントが~
- 競馬場で数字当てゲーム人達とあんまり変わらないこと言われる
- 過去分析と未来予測は頭の使い方が違う
- プランニングで、過去分析したもの使ってるんですか?
- 未来予測の時には楽観的になる。石橋を叩いて渡る人がいても、過去分析より楽観的になる。
- 過去分析は100%起きたことだから
- ボラティリティ
- 確率論として考える人いない
- 「問題点を明らかにして解決することできないですよね、その確率当てゲーム」
- プロジェクトは基本的にある時点からの未来予測
- 未来予測に対しての確率の高め方を研究していない
- 仮説検証の「検証」が取り上げられることが多い。
- 仮説の精度は?とんちんかん。空想的なもの
- 学術的な仮説の立て方はない
- 未来予測に対して確率高める方法がなく、論理もなければ基準もない
- 基準をもうける
- 過去分析と未来予測の基準は異なる
- 秘書問題は未来予測
- スクラムやってる人たちは、過去分析が未来に活きると盲信している
- 「レトロスペクティブやってるから~」
- 計画力高めないで、どうやってプロジェクトの成功確率高めるんですか?
- 未来予測の能力をどうやって高めるのかをおざなりにして「スクラムやってるから~」
- 我々は能力を発揮できるためにどう働くといいのか?
- 未来予測の確率を高めるためにどういう能力を高めていくべきか
- その能力を高めていって、予測に対する乖離をなくしていく
- 「まずやってみて、ダメだったら考えてみましょう」
- それ、プライベートでやってほしいな
- ビジネスでやるんだったら狙いを持って
- 能力の適切さを考えずに「スクラムをやってると能力が上がりますよ」と言われても
- 能力がないことを「方法論で補います」と言われても
- 戦略的人事
- 必要な能力の洗い出し。未来に向かって能力分類
- 能力に対する計測
- 人が人を評価。能力Aがあって、評価しようとすると、ウェットな問題に持ち込まれる
- 能力の基礎的なものはできるが、上に行くとアバウトになる
- 環境で違うはずなのに。最終的に根回し?政治力?
- 「子供じゃないんだから自分で考えろ」と言われる
- チームビルディングだからチームでやるんだよな?
- チームに必要な能力を空気で察する?日本人的文化
- 能力
- 客観的に評価をしないのはありえない
- 「実行力高い人は未来予測能力が高い」
- そんなことあるかい
- 世界的な問題だと思っていて、CSPになるためにどう能力伸ばした?
- どういう道順をたどれば認定スクラムトレーナーになれるか謎
- サイトには書いてあるけど、絶壁感がある
- どう成長していったらいいんですか?
- キャリアパスを定めてる企業は少ない
- 自分たちに必要な能力
- それを達成するための基準
- 感覚的にやるのは、家でやってほしい
- 論理的根拠、学術的根拠、論理性、客観性
- 未来予測の能力が必要
- 選択できる状態にならなければいけない
- 基準を示さなければならない
- 先行して勉強しているからこそ、基準に対して挑む姿勢は明確であるべき
- 能力が足りないと思うなら、自己研鑽していただきたい
- 既にシェイクハンドできない状態
- 仕事でやってるんなら、他の人達の人生の大半の時間を使うんだから、責任を持って
- そういう責任を伝えていく人達は持っているべき
- 伝えていく
- 論拠、理論
- なんで必要なんですか?根拠はありますか?基準はありますか?
- 「基準はもうけていただきたい」
- 学術的に成立しているものを
- そこからの論拠
- 集団(複数人)で計れる根拠
- 能力は、同じでないけど同じだと錯覚してしまう
- ボラティリティにどう挑んでいくのか
- プロジェクトはそもそも未来予測していくゲーム
- 「いいです」と主張するなら学問のベースがあるところから説明する
- 先人達を客観的に評価する力
- できないことを憂うよりは、これからを思って学問を勉強していく
- 悲観的にならずにダメだって思う自分を認めながら
- 基準があっての「変化」
- 基準がないのはカオス
- スクラムやってる人は、基準を定めてないのが多い
- 基準や計る尺度がないのは、変化ではない
- 集団として定めた基準からの乖離
- 効率化
- いつのターゲットに対して効率的であるのかを定めるのが良い
- スプリントプランニング内で学習
- スプリントプランニングが長くなるんじゃないか?と言われるけど~
- 効率化、ROI、生産性
- いつの時点で最大化したいのか?の基準
- (タイトルの)みんなで創るにならなくてごめんなさい